









理事長ブログ
🌱 ① 出会いの始まり
― 国代耐火工業所 × 諏訪幼稚園 ―
東京・麻布十番の小さな出会いから、思いがけない物語が生まれました。
その出会いをきっかけに、このプロジェクトが始まりました。
初夏のある日、国代耐火工業所様のショールームを訪ねました。
営業担当の方とお話をしながら、ふとこう尋ねました。
「幼稚園の畑を少しずつ改良しています。
子どもたちが通るレンガの小道や塔を作りたいのですが、何か良い素材はありますか?」
出会いは、いつも小さな一言から。
この一言が、未来へと続く物語の始まりでした。

🧱 ② “再生”という提案
国代さんは少し考え、柔らかな笑みを浮かべながら答えました。
「それなら、よければこのレンガを使ってみませんか?
大阪の高層ビル建設で使われたレンガが少し余っていて、
廃棄するのはもったいないんです。工場は多治見で岐阜ですから。」
思いがけない提案に、心が動きました。
岐阜で生まれたレンガが、大阪で街を支え、
そしてまた岐阜の幼稚園で新しい命を得る。
その旅路そのものが「再生」の物語のようでした。
🔥 ③ 多治見の工場で見たものづくり
初夏の陽ざしの中、私たちは多治見の工場を訪れました。
炉の前で黙々と働く職人の方々。
高温の中で土が焼かれ、レンガが形を成していく光景は、まさに“ものづくり”の原点でした。
一枚一枚のレンガに込められた手のぬくもり。
その温かさに触れながら思いました。
「このレンガが、子どもたちの未来を支える道になるかもしれない」
国代耐火工業所様
ブランドストーリー・美濃で育まれた技術
https://www.agorabrix.co.jp/brandstory


工場長と園長
🚚 ④ レンガが幼稚園へ
そして秋。引き渡しの日。
国代耐火工業所の工場長さんが穏やかな笑顔で話してくださいました。
「子どもたちが喜んでくれて、うちのレンガも喜んでいます。」
このレンガは、県内の公共施設の外壁にも使われている高品質なレンガです。
紺、赤茶、黒、灰色が交ざり合い、
都会的で洗練された印象を与えながらも、
岐阜の自然の中に不思議なほど溶け込んでいきます。

🍓 ⑤ 子どもたちと食農プロジェクト
今、そのレンガに囲まれた園の畑では、
有機農法による「食農プロジェクト」が進んでいます。
北海道の有機農家・ベジヒルズさんのアドバイスを受けながら、
これまでにスイカやトマトを、
そして今はイチゴ「ストロベリースイート」の苗を植えています。
「土の中にはたくさんの生きものがいるんだよ」
「いい野菜は、いい土からしか生まれないんだ」
——そんな言葉が、遠く北の大地からオンラインで届きます。
子どもたちは、ただ野菜を“育てる”のではなく、
“育てる意味”を体験しています。
べジヒルズ様
https://www.veggiehills.com

🌸 ⑥ 命の循環と未来へ
芽が出る日を待ち、雨の日には心配し、実がついたときに喜ぶ。
そのすべてが「命の循環」を学ぶ時間です。
多治見の職人さん、北海道の有機農家さん、そして諏訪幼稚園の子どもたち。
東京、大阪、岐阜——遠く離れた手と手がつながり、
「再生」と「成長」の物語が紡がれています。
都会のビルを支えたレンガが、今は子どもたちの未来を支えている。
土とレンガが教えてくれるのは、命も素材も、何度でも生まれ変われるということ。

🌸 結びのメッセージ(お礼)
この小さな物語を支えてくださった皆さまに、心から感謝を申し上げます。
東京、大阪、北海道、多治見、そして岐阜——。
遠く離れた場所の手と手がつながり、「再生」というひとつの希望の形になりました。レンガをご提供くださった 国代耐火工業所様。そして、いつも食農の学びを通して子どもたちに「命の循環」を教えてくださっている ベジヒルズ様。皆様の温かなご協力が、このプロジェクトを現実のものにしてくださいました。
そして、すべてのはじまりは——東京・麻布十番のパティオ広場の近く。小さな「偶然劇場」のそばで生まれた、ひとつのセレンディピティ(思いがけない幸運な出会い)。岐阜と多治見、同じ県の中で生まれた絆。けれど、もし東京という“結節点”がなければ出会わなかった不思議。そのセレンディピティが、時を超えて、人と素材をもう一度つなぎました。
こうして、ひとつの小さな「再生の物語」が生まれました。この出会いが、子どもたちの未来へと静かに息づいていくことを願っています。

ーおわりー
理事長ブログ
このたび、株式会社国代耐火工業様より、レンガのご寄附をいただきました。心より感謝申し上げます。
ご提供いただいたレンガは、大阪の高層ビルの建設に使用されたものの一部で、岐阜・多治見の工場で生まれた高品質なレンガです。
このたび、諏訪幼稚園の園庭整備・畑の小道づくりに再利用させていただくことになりました。
岐阜で生まれ、大阪の街を支え、そして再び岐阜の子どもたちの未来を支える道へ——。
このレンガの“再生”は、まさに「命の循環」を学ぶ子どもたちにとっても大きな学びとなっています。
北海道から送っていただいたかぼちゃを、またひとつ料理しました。
白い皮のカボチャの品種「白九重栗(しろくじゅうくり)」をつかった、カボチャ食パンです。

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👧🧒「今日も食べれる!!!」😄
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岐阜のスーパーでは、見かけることのない品種なので、どんな味なのかと試しに食べてみたところ、
これが、びっくりする程、とっても甘くて、ほくほく。
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カボチャを下茹でし、
「材料をまぜていきますよ」
「ちゃんとまざったかな」
「ここにカボチャが入ります」
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2時間ほどが、たちました。
「良い匂いがしてきたね」
あっつあつのパンが 出来上がり!
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美味しそう💓
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食べたい 食べたい
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