イギリス第2の都市とも呼ばれるバーミンガムは、幼児教育へのアクセスとインクルージョンを非常に重視しています。全国基準である「初期教育基盤ステージ(EYFS)」に準じ、地域内の幼稚園、保育園、チャイルドマインダー(登録保育者)が多様な家庭のニーズに対応できるよう支援されています。
「ブライターフューチャーズ(Brighter Futures)」プログラムでは、早期の言語習得支援と、経済的困難を抱える子どもたちの学力格差是正に注力しています。
3歳・4歳の子どもたちは、家庭状況に応じて週15〜30時間の無償保育の恩恵を受けることができます。
また、「バーミンガム幼児教育ネットワーク(Birmingham Early Years Networks)」を通じて、保育者の研修や情報共有を促進し、教育の質向上にも努めています。
多文化都市であるバーミンガムでは、異文化理解、特別支援教育(SEN)、保護者との連携にも特に力が注がれています。
すべての子どもたちに平等なスタートを保証しようとするバーミンガムの姿勢は、私たちにも大きな示唆を与えてくれるものです。