先ほどまで晴れていた空が、急に暗くなってきました。
しばらく軒下で空を見上げていると――
👩🏫「ほら、お空見て。まっ黒い雲が、こっちに近づいてきてるよ」
🧒「本当や!」
🧒「どんどん、こっち来る!」
ポツポツ…ザーッ☔️
大粒の雨が音を立てて降ってきました。
子どもたちは「これは普通の雨じゃない!」と感じたようで、急いで教室へ入り、椅子に座る姿が見られました。
激しい雨が降り、あっという間に園庭には川のような水の流れができました。
そこへ雷の音――
⚡️ピカッ!
⚡️ドーン💣⚡️
思わず耳をふさぐ子、姿勢を正してじっと耐える子、
ぎゅっと友だちの手を握る子、
先生に抱っこを求める子、
そして「おへそ取られないように」とお腹を押さえる子まで…。
「大丈夫だよ」とお友だちに声掛けする子。
自然の変化に驚きながらも、それぞれの方法で安心しようとする姿が、
たくましくもあり、とても可愛らしくもありました。
やがて空模様も回復し、ほっとひと息。
「かみなりどんがやってきた」文 中川ひろたか 原案 鈴木翼 熊木たかひと 絵 あおきひろえ の絵本を読みきかせし、
子どもたちの緊張した気持ちも和らぎました。
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